私は猿

子供を一応3人育てているので感じるのだが、私は世間一般から見てかなり冷たい母親なのではなかろーか、と思う。というか、自分自身が全般人に興味がないので、流行りにのろうとか、みんなと一緒じゃまずいとか、1人じゃいやだ、という感情を一切持たないので、そのままのスタンスで子供に接してしまっている。

 

キャラ弁なるもの作ったことなどない。子供としては親が手間暇作って愛情込めて作ったキャラ弁を他の子に見せながら食べるのは、きっと誇らしげであるに違いない。だが、同じ年頃の私を思い出すと、頭の中昆虫と動物の事でいっぱいだったので、キャラ弁を母親が作ってくれても、何のありがたみも感慨もなく、パクリと食べて、終わりだっただろう。自分がそうだっただろうから、子供もみんなそんなもんだ。キャラ弁など、見て見て?私子供の為にこんな可愛いキャラ弁作っちゃういいママですよ〜見て〜ってインスタとか保育園とか小学校の先生にアピールするのみのツールだと思っていた。だってそれが証拠に休日の昼もあのキャラ弁を子供のために作っている親がいるだろうか。どこにも出かけない、お昼に。そしてインスタにあげるの禁止にした休日のお昼に。いないと信じたい。そんなヒマあるなら、自分のためにもっと時間使ってくれって、そのママに泣いてすがるわ、わちき。ま、趣味の人ならいるだろうけどな。

 

ところが、意外な事に双子はキャラ弁作って欲しかったそうだ。みんながそうだったので羨ましかったのだそうだ。驚いた。他人の弁当に興味のなかった自分と違い、まあまあ他人の弁当見てたんだな、悪いことしたな、でも、人と一緒じゃなきゃ嫌って考えは捨てようぜ☆って論理で結局1回も作らなかったが。(ひどい…)

 

とにかく自分がかなりマイノリティな思考の持ち主である事を最近知っただけなので、子供達が小さい頃など、子供はそんなもんだと、自分の子供の時の思考そのままをあてはめていたのはマズかった。頭が昆虫と動物と宇宙と漫画でいっぱいだった私に周囲の状況など確認するヒマなどない。そんな奴の思考を世間一般に当てはめてはいけない。

 

大体保育園の親子遠足とか、わざわざみんな1人で行動するのが嫌で、一緒にいくママ友を作っておくらしかったのだ。もしくは子供の友達の親とかと行動するとか。当日子供だけで行動していたのは、私だけだった驚愕。え?みんな、水族館の魚興味ないの?ママ友とかと行動したら、集団のペースに合わせなくちゃならなくて、じっくりイカやタコやカニイワシやクラゲ見れないじゃん!と世間一般の興味が、私のように異様に生き物に注がれてはいない事もその時知ったのだ。

 

私は人に興味がない分、差別感情はあまり持たない。何故ならみんな結局猿じゃん?って思ってるから。同じ猿同士あっちが低いこっちが低い、あの猿偉い、って猿が話しててもさ、猿じゃない者達から見たら、結局猿なわけよ。他人に偉そうな人見ると、笑えちゃう。他の猿を尊重できない猿は、いばりちらす猿は憐れな猿だ。自分が猿とも知らず、猿を馬鹿にする猿みたいなものだ。自分が猿であるとちゃんと分かっている人は猿の事を馬鹿にしない。他猿を馬鹿にしたり責めたりする前に、ふと自分は何なのか考えてくれる猿になって欲しいな、子供達には。

 

他人と比べる必要もないし、他人と一緒でなければならない事はない。その感情は逆に他人と違う物への偏見や差別になるからさ、いーじゃん。他人と違っても。他人は他人でそれいいね!って尊重して自分は自分で生きていれば、必ず自分のことも尊重してくれる人に会えるさ、ってな事で、自分が母親としてちょいと冷徹な所をいい話にすり替えて終わりとする。かしこ。

 

つーか、もっと要望すると、猿の事も尊重できるどんな生き物にも対等の眼差しを向けれる人間になって欲しいな、かーちゃんは。それが徹底されていれば、人の事も尊重できるでしょーよ。かしこ。