特技は料理

会社で自分の特技を書かなければならない状況になった。参考までに過去の人様の書いた特技を見ることにした。これが意外に面白い。大体が学生時代にやっていたスポーツとか、習い事を書いているが、中には書くことが無くて、無い袖を振るどころか内臓をひっくり返す勢いで裏返して振って、やっと出してきたのであろう特技があったりする。

 

犬に異様に好かれる、ってなんやねん。いや、立派な特技であるが、一体この人は何匹の犬に異様に好かれてこの結論に達したのであろうか。あと、どこでも眠れると書いている人もいる。この人も書くことがどうしても思い浮かばなかったのであろう。特技として良いものか判断に迷う。

 

また見たまんま金持ちそうなオサレなおじ様の特技が、社交ダンスとか書いてあると、チッと舌打ちしたくなる。さも、さもありなん、な特技書きよってからに、と思う。

 

それで、舌打ちしたり笑ったりして他人の特技をジャッジメントしていたが、全く自分の特技が思いつかない。

 

あるには、ある。カラスの泣き真似が異様にうまい。ザリガニなどの小動物?を獲るのが異様にうまい。昔バケツ?にいっぱいのセミカニ、タニシ、カタツムリを採った事を考えても特技として誇っていいだろう。しかし、会社の広報的なモノに載せるには、確実に変な人認定されそうだ。

 

そこで、出した結果。こんなもの誰も見やしないから、思いっきり勘違いさせるような事を書けばいいのだ。精一杯自分をよく見せようとしてもいいのだ。という事で料理と書いた。料理と書いておけば、女らしい特技だと思ってもらえるだろう。

 

嘘を書くのはひけるが、特技が料理はウソではない。わたくしは料理を雑に作るのが非常に得意である。雑さと合理的さでは他に引けを取らぬであろう。肉を切るまな板を洗うのはめんどいから、そのまま炒めながらハサミでバチバチ切るし、キャベツの芯を避けて切るなどめんどいから、ザックザック切って炒めて、芯の太いところ固い所は見つけ次第、ポイポイ捨てて行けばよろし。

 

お好み焼きも人数分焼くのがめんどくさけりゃデッカイの1枚焼いて人数分に切ればよろし。

 

雑だ、いかにも雑だ。それだからどんだけ残業しても大概30分以内に3品くらいは作れる自信はある。だけど美味しい自信は全くない。盛り付けなど下手すぎる。不味そうなご飯をより不味そうに盛り付けられる自信はみなぎっている。

 

それだから特技は料理と書いてウソにはならないのだ。