危機管理能力

大雨が続いている。警報が鳴り響くが、実家は一応地域の洪水時の避難場所に指定されていたが、土砂崩れ危険区域に指定されてるから安全なのか何かよく分からない。そんなこんなで薄情だが学校が休校になった2日間常ならすぐに実家に叩き込むところ、土砂崩れが怖いので仕事中子供達だけで今のお家で待機してもらっている。

 

わたくしはこの団地を選ぶ時に洪水になっても水につからないのはしっかり確認しておいた。あと山からある程度離れていることも。わたくしの実家付近は雨が多く大雨が降るとゴーゴーと大蛇のように荒ぶる河川を小さな時から見てきた。それで学んだ事は川は怖いと言う事だ。

 

地域の子供達は雨が降った後、川が静かないつもの済んだ水の色になるまで泳ぎにはいかなかった。だから街の人達がバーベキューなどで雨の降っている川原にいたり、雨が降った後なのに泳いでいるのを見ると、命知らずか、と見ている。

 

毎年夏になるとこの川は何人も亡くなるのだ。そしてそれに慣れてしまっている。川は怖いのだ。地域の人がいくら言ったって街から来た人達は実感した事がないから分からないのだ。

 

私は川で溺れたことも山の谷から落ちそうになって死ぬ!と思った経験を味わったので、大概の事に肝が据わってしまっている。フツーの人が怖がるような危険そうな場所もズカズカ行ってしまう。危険察知能力を底上げする為の訓練だと思っている。

 

そういう事で川の怖さを知らぬ子供達に車で堤防スレスレまで水が迫っている川を見せる。そうです。ここまでさもマトモそうに書きましたが、ええ、そうです。実はわたくしは台風が来たり大雨が来るとソワソワして風の強さに興奮し、川の水の凄さに興奮して、うおー!!しゅごいー!!って見たいだけの好奇心が危機管理能力を上回るアホなんです。

 

だから今まで死にそうな経験もしちゃったんす。でも懲りないんです。そんな肝が据わっている私も、雷だけは怖いんです。だって奴はこっちを選んで落ちてくるんです。川は危険でも近づかなかったら大丈夫、山も谷も近づかなかったら大丈夫。

 

それなのに奴、雷だけは不意をついて無作為にいきなりこっち目掛けて落ちてくるんです。そんなんだから雷の時に平然と外をお歩きになる人を見ていると死に急ぎ野郎かっ(進撃の巨人から借用)と思ってしまう。まあ川の増水をいそいそと見に行く死に急ぎ野郎には言われたくないだろうけどなあ。