窓越しのあなた

娘のピアノの発表会があった。とちりまくった発表であったが満足である。何故ならピアノはわたくしが娘が産まれたら絶対習わせたいと思っていて、習いたくもない娘を今まで嫌々でも親のエゴのみで習わせてきたのだ。練習しなさい!一生懸命やりなさい!と言ったら嫌々やってくれているのに本気で辞めてしまうでわないか。

 

ピアノは弾けたら素敵なのである。悲しい時も嬉しい時もピアノ弾けたら慰めになるんじゃないかと勝手に思っているので、今は少々面倒くさくても習い続けて、楽しさに目覚めて欲しいのだ。だから完璧に弾くことなど最初から私は求めていない。

 

発表会を見ている間、次男坊は飽き飽きしている。仕方なく話相手になる。最近好きな子がいなくなってフツーになって好きではなくなったらしい。じゃあチューくん今好きな子いないんだ?と聞くと、うん。今はいない。でもさ、その方が本当に気楽だよ。ドキドキしたり緊張したりしないからさ。と小学6年生の言葉とは思えないセリフに笑える。

 

おまいは恋に疲れたアラサーの女人かよ。

 

かーちゃんはさ… 逆に恋がしたいわ。毎日ハラハラドキドキ目が合った、言葉を交わせたってだけでドキがムネムネしていたあの頃。今となっては目があっているかも分からない結構ひどい近視だし、大概の会話がデリカシーのかけらもないもので、モジモジした恥じらいのある会話ができぬがな。

 

そんな私にも窓越しに会いに来てくれるあなたができた。窓を隔ててそっと手を添える。つぶらな瞳、透けるような白い肌…。あなたが来ない日はどうしたのかと何かあったのかと心配になる。だから大雨の次の日に変わらず会いに来てくれて嬉しかった…

 

て、人が擬人化して疑似恋愛楽しんでるのに、光に集まって来た小虫食べるのに夢中かーい。人の話につきあわんかーい。と1人でヤモリに話しかけてもしょうがないな。

 

でも、ヤモさんはそれはそれで可愛いからいいけどね。