論破できぬ人

優秀くんと話していて、あいつら仕事遅いよね、と数人の名前をあげて言う。私は説教をこく。あのね、人はそれぞれ時間の流れが違うから、優秀くんみたいに全ての人が早く仕事できる訳ないんだよ。と言うも、だって常に頭の中で天秤で計って優先順位つけて淡々とやって行けばいいじゃん?それをあっちもこっちもそっちもと出来もしないのに同時に手をつけて、結局全て20点くらいの仕事しか出来ないじゃん。

 

ぐうの音もでない。しかし反論する。いーじゃん、合わせて100点とれれば!と言うと、ダメでしょ、500点満点の100点じゃ。

 

ぐうの音もでない。しかし反論する。あのね、優秀くんアインシュタイン相対性理論理解できないでしょ?それと同じで優秀くんが理解できても理解できない人もいるという事だよ。

 

でも、俺相対性理論必要としていないもん。必要な事が理解できないのは問題だよね。

 

ぐうの音がでない。しかし反論する。優秀くん、次までに君を論破する材料を揃えておくから待ってて、というと、うん。いいよ。俺ぐらいすぐ論破できるでしょ。俺、そうだよな、って思った事はすぐに受け入れる。と言う、どこまでも柔軟な男。そう、つまり優秀な人は柔軟なのだ。ダウニーも真っ青な柔軟さ。

 

ところで優秀くんの話を聞いていて、実は私も同じ手法で仕事をしている。違うとしたら私は天秤にかけて重要な事を先に2、3コやったら優先度が低い仕事をきれいさっぱり忘れてしまって後で青ざめる事が多いと言う事だ。だから優秀くんと同じ手法を使ってはいても優秀になれない原因がそこにしっかりあると言う事。

 

いや、でもね、私も仕事はスピードとこなす量が命と思っていたけどね、私の10分の1以下の仕事しかしていなくても正社員になれた人とか見てるとね、バカらしくなって日本酒チミチミ飲みながら月見酒っぽく仕事するのもありかな…と。会社が求める優秀な人材って事は優秀な社畜でしょーよ、優秀くん。

 

たまには会社にあっかんべーしたくなる事ないんだろうか。私はある。けど、結局後で大変になるのは自分なので、せっせっと社畜してまんがな…