どろんこ遊び

うちの課の仕事じゃないと思うけどうちになってるから手伝って、と係長に頼まれてカイコくんと3人で側溝の掃除におもむく。少しやっただけで、カイコくんがもうしんどい、と言ってる。

 

ジムに通って使い所のない筋肉のいまこそ使いところなんだから頑張って。こういう労働嫌いなの?と聞くと嫌いです。という。私はぶっちゃけこういうの好きだよ。ジムは逆に嫌い。意味の無いエネルギーの消費を黙々としているなんて気が狂う。何を考えてジムの時体動かしてるの?と聞くと何も考えてない、と言う。

 

じゃあ聞きますけどこういう労働の時何考えてます?と聞かれて何も考えていない事に気が付く。何も考えずに出来るから好きなのだ。そうか。そう思うとジムも一緒だな。

 

そんな会話をしながらカイコくんと私が手より口ばかり動かしているので黙々とやっている係長が半分以上片付けてしまった。

 

まあでもこれからはどーせ私の仕事になるのだから、今日はあまり出来なくても許してもらおう。事務所仕事に嫌気がさしてお尻の下がムズムズしてきたらスコップ持って堂々とどろんこ遊びできてそれでお金もらえるんだからこの仕事は儲けもんだ。と言うとこれのどこがどろんこ遊びなんですか。とカイコくんに言われる。

 

スコップで泥をすくってお山にしてオワリなんだから私にとっちゃ子供の頃にやってた泥遊びとたいして変わらない。そして何が変わらないって今久しぶりにスコップ持って泥をお山にするのがワクワク楽しくて仕方がない自分が一番変わらないと言う事だ。中身が子供。

 

1度教えられたお遊びは2度と忘れない。これからは忙しかろうが何だろうが頭がパンクしそうになったり泣きたくなったら牢獄を抜け出し何も考えず泥をひたすらお山にしよう。

 

もうそこに春が来てとりあえず正社員への道を阻むあのお方の退任が決まっていると思っていたらまだいらっしゃる。つまりだ… うん…今年は諦めなければならぬかも…?そんな傷心もどろんこ遊びしてたら忘れられるわ。