ヒマつぶし

工場で荷物の検品をしているとイケメンくんがやって来て僕今日ヒマなんですよね、と言う。そうか私は激忙しい、とは言えずヒマつぶしの話し相手になる事にした…作業の手は休まずに。

 

イクメンくん彼女とうまくいっているようで来年には結婚する感じらしい。2人の間ではもうそういう雰囲気になっているけど一応プロポーズした方がいいんですかね?それと婚約指輪はいらないから結婚指輪をちょっといいのが欲しいというのは真に受けて婚約指輪買わなくていいんですかね?女子的にどうなんです?…と全く女子的意見を求められても中身の半分幼稚園児あともう半分オヤジで出来ている私にはとんとわからぬ。

 

持っててもお腹の膨れない指輪にも興味ないし、結婚する雰囲気になっているのにわざわざ急にプロポーズされたら気持ち悪くなって相手を殴りそうだ。

 

それともあれだろうか、私はダンナ・ハーンにかなり惚れられいたので(過去形)何でも言う事聞いてくれて楽でありそれで結婚しただけであるので、もうこちらがべったべったにベタ惚れした相手に指輪などもらったり分かっていはいてもプロポーズされたりなんぞしたら、嬉しすぎて、指輪は指にアロアルファでくっつけ、プロポーズの瞬間に嬉しすぎて日本のド田舎で愛を叫んじゃうのだろうか。

 

まあ、婚約指輪はいらないって言うのは本心かと思うよ?結婚指輪いいの買ってあげんしゃい。と、言っておく。

 

ところでイケメンくん、今まで付き合った子って何人?と聞くと5人くらい、という。うむ。聞いたはいいが多いか少ないかメンズの中ではフツーなのかよく分からない。イケメンくんがイケメンなのを考えると多いのか、イケメンにしては少ないのか、しかしイケメンくんはただのイケメンではなく、何というか残念イケメンなので、イケメンにしては少ないのかもしれない。でも私よりはるかに多いので素直に、多いね、と言っておく。

 

大体私は若い時人見知りだったので、若いメンズと若い時のほうが出会っていないし、話しなどしていない。ぶっちゃけ、今の方が若いメンズと話していると思う。恥ずかしながらこの会社にやって来た時20代の若者と何を話していいのか分からず隣の席のパスタくんとも自分からほとんど話しかけなかったような気がする。

 

それが今やマシンガンのように話せるようになったがな。そんなこんなで結局作業そっちのけ、イケメンくんが今作っている製品の試作品の事を根掘りの葉掘りの聞きまくる。今度作っている所も内緒で見せてくれるってよ。ありがてえ。優しい、イケメンくん。

 

優しいと言えばとうに知っていたと思っていたが、イケメンくん、私が一回り12歳年上である事を初めて知ったようで、○○さん12も上だったんですか!?と驚いてくれた。そうかそうかそんなに若く見られていたか。カッカッカッ。その驚きが演技でも何でもおばちゃんはお小遣い上げたいくらい。(給料はイケメンくんの方がはるかにええけどな…)ええ子やな、イケメンくん。はよ結婚しておばちゃんに孫の顔見せてくれや、てなもんだ。