タコなりにイカなりに

自転車コギコギ事務所から工場へ向かう途中、華麗に我が課から脱出成功し残業時間も減り、長年仮留めで放置していた虫歯をとうとう治療する気になったくらいは顔色の良くなったパスタくんに久しぶりにすれ違う。

 

ずっと腰に手を当てて歩いているので、腰でも痛いの?と聞くと、いや、歩いている時に手のやり場というか置き場に困って…と言う。

 

この人こういうとぼけた事よく平気で言うよね。君はもう何十年もホモサピエンスをやっているのだ。二足歩行して間もないわけでもないのに、何故に今更歩いている時の手のやり場に困るよ。まあ、久しぶりにとぼけた話を聞いて爆笑させらたのでよしとしよう。

 

工場で仕事しているとサーフィンさんが声を掛けてくる。この人話ながいからなあ〜と思いつつ話を聞く。課のパートさんが仕事が出来なくて100回くらい同じ事を聞いてくる、と愚痴る。

 

当の本人のパートさんは私に、みんな丁寧に教えてくれないから仕事が覚えられるハズがないと堂々とおっしゃっていた。

 

うむ。どちらも真実なのであろうな。しかしぶっちゃけ学校の勉強だって分かるまで丁寧に1人ずつ教えてくれるわけでもない。そうであったなら小5の娘の分数の計算に一緒になって小学校を遥か昔に卒業した私が頭を抱えているハズがない。

 

よーするに仕事もお勉強もサワリを教えてもらったらがむしゃらに自分で分かるまで食らいついていかなければならないと思うのだが。特にわたくしのようなお馬鹿さんは。

 

でも世の中には信じられないくらい頭のいい人達がいて、一瞬で全て分かってしまう人がいるから、逆に100回教えても理解できない隣の課のパートさんみたいのももちろんいるわけだ。

 

個性みたいなものだけど、会社はみんな違ってみんないい☆みたいな奉仕の心に溢れた機関でもないので、とうとう隣の課のパートさんはおクビになられるようだ。

 

うちの会社はかなりホワイトでタコかイカでも雇ってもグネグネさせとくのが仕事だね判断してクビになる事など珍しい。よっぽ仕事が出来なかったのであろうか。

 

明日は我が身だからな、私も気をつけよう。せめてタコかイカ枠で雇われたのにじつは骨が入ってるやん!脊椎動物やん!もうすぐ陸に上がれるじゃん!二足歩行もしちゃう?!くらいには色々できるように日々精進して参りましょう。

 

いつか二足歩行して手の置き場に困るくらいのスキルは身につけよう。