吉野

カイコくんと仕事をしていると、カイコくんの出身地吉野の話になる。吉野はいい所でしょ?桜の名所だよね?それに万葉集にもよしのよきひとよきよき言ってる歌があるから、いい所だよね?と聞く。

 

いや、ここと一緒の感じですよ。と言う。それならあんまりいい所じゃないね、と言っておく。(←おい)

 

吉野というと昔小学生の時に読んだ小説に吉野の君というイケメンボウズが出てきた話を思い出す。最後はちょっと切ない話だったのだ。雪の中吉野の君を待ってるんだけど結局来ないという感じの話。(うろおぼえ)。

 

そんな感じで吉野というと何か切ない感じを受ける。いい所だと勝手に想像していたが、ここと変わらないただの田舎なのか?住んでる人は謙遜してそう言うだけで本当はすごくいい所なのかもしれない。いつかこの目で見てみようではないか。

 

しかしカイコくんはものすごく感情が表に出ない子だ。大人しさでは前任者パスタくんと同じくらいだが、感情の起伏のなさは他に引けをとらぬだろう。

 

カイコくんポーカーフェイスって言われない?と聞く。言われますね。でも中では色々ちゃんと思ってます。と言う。

 

しかしカイコくんと話していて少し心配になった。何か全然人生楽しそうじゃないのだ。無趣味に近く寮に帰ってご飯食べて寝るだけだという。若さをなんと無駄に過ごしているのか!!と若かりし頃をほとんど会社と自宅の行き来だけで終わらせた自分を棚にあげて叱咤する。

 

過ぎたからこそ、その時間の貴重さが分かるのだ。若さ真っ只中の若者にその惜しさを分かれと言っても何言ってんだこのおばはんは、的な感じだろう。

 

時間は有限だ。当たり前だけど。有限の時間を無駄にしないように行きたい所に行ってブイブイ楽しもう。若い頃引きこもっていたその分、色んな所に行きたいなあ。