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しゅじゅめ〜

ムシャクシャする事が多いのでピエ蔵に逃避しよう。

 

ピエ蔵は雀である。栄養が偏り、1年中暖かい部屋にいるせいで換羽のリズムが狂い、体は小さいし、後頭部はハゲているけど本人、もとい本鳥は至って元気だ。

 

後頭部のハゲを治すべくミルワームなど与えてみる。ミルワームをカミカミしてビッタンビッタンと止まり木に打ち付けてはカミカミして、梨汁ブシャーならぬ、ミルワーム汁を口からブシャーとしながら食べる姿は思わず目をそらさずにはおられないが、それ以外はすべて可愛い。

 

カゴから出してあげると遊んで欲しそうに寄って来る時がある。そういう時は指2本でピエ蔵に追いかけられて逃げる役割をしてあげると羽をバタバタさせて指を追いかけつついてものすごく楽しそう。指を隠すともっともっとやって!と言わんばかりに指が出てくるのをジッーと眺めて待っている。きゃ、きゃわゆい。

 

それから、長男の愛用している汚い毛布を愛しているので、長男が毛布を持ってきてサワサワ触っていると、ピエ蔵も飛んできて自分が座れる丁度いいまん丸の窪みをつくり、そこに収まって、長男が毛布サワサワしている隣でウトウトしている。きゃ、きゃわいい。

 

それから、ヒマになると床をパトロールして落ちて食べられるものはないかと入念にウロウロウロウロし、それでもヒマだと机の上の新聞紙とじゃれ合う。そして満足して疲れるとカゴの前に立って、誰かが、カゴのドアを開けてくれるのをジーっと待っている。ああ、きゃわゆい。雀を飼っているというより小人を飼っている気分だ。

 

鳥頭というが、たしかあまり頭の良くない意味で使うかもしれないが、鳥は一緒に暮らすと意外と頭が良いのではないかと思ったりする。

 

ピエ蔵は赤色が嫌いだからおそらく色もよく分かっていると思われる。臆病で見慣れないものにはパニックをおこす。この子は野生に帰したら3分で猫かカラスの餌食になるだろう。だから、我慢してね。たまに外で鳴いているお仲間の雀をジッーと見つめて応えて鳴く時はすごく可哀想な気持ちになるけど。

 

君はさ、雀の中でも飛ぶ力もないし、ハゲちょびんだからさ、雀社会でイケイケではいけないと思うの。だから、ずっと一緒にくらしましょう。

 

疲れてるので、そんな事マジに雀に話しかけてる自分がちょっと怖い。

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