カルピスぶっかけたい衝動

雀ピエ蔵を見ていて娘が、あー、ピエ蔵可愛い!カルピスぶっかけたい!とカルピスを飲みながら言う。

 

私はゾッとする。何にって脈々と流れる遺伝子の強さに。娘は容姿も性格もわりとダンナ・ハーン似で、物静かだ。圧倒的に双子の弟の方が容姿も性格的な気質も私によく似ている。

 

しかし最近娘にも確実に私の気質が受け継がれている事がわかった。それは読書好きな事。それはいい。それと、人と自分の境界ATフィールドが薄い事。だから人の箸でもコップでも使えるし、もっというなら人ならぬもの、バイ菌ともATフィールドがないので、給食袋に入れた自分の箸を洗わずに何日も使う。毎日私が箸出して!としつこく言わないと出さない。

 

つまり、お茶を濁さず言うと、不潔でも平気なのだ。自分の名誉の為に言っておくが、私もこの歳になって人のものがイヤだという感情がちゃんと芽生えた。昔はお婆ちゃんのパンツさえ履いていたからな。不潔というより無頓着というべきか。

 

昔妹の下着を使ってそれを責められた時、ほら、アインシュタインも無頓着だったみたいよ?自分のかどうか見分けつかなかったんだって!というと、あっちは色々生み出した天才だが、お姉ちゃんは何にも生み出さないおバカでしょ。おバカで無頓着なんて救いようがないは。と指摘されたが、妹の指摘はいつも的確だ。脱帽。

 

というわけで、無頓着な所が娘にも受け継がれた。そして、もう一つは、愛がたぎると、その対象をいじめたくなる衝動があるところ。

 

ピエ蔵にカルピスぶちまけたくなるとは、つまり、いじめて、その反応を楽しみたいのだ。怖がったりびびったりしている姿を見て喜びむんずと掴んで無理やり抱っこしたりしたいのだ。いじめたくりたい。愛しいから。その衝動をきっと人はサドという。

 

うちのお父上も水が苦手な愛犬を用水路に落として無理やり泳がせてニコニコ嬉しそうにしていた。怖がってるなー!面白いなー!と。悪魔だ。

 

しかしそんな私もピエ蔵にたまに噛みつきたくなる。可愛すぎる。もみちくちゃにしたくなる。困らせて喜びたくなる。

 

ゾッとする。娘が好きな男の子ができた時に困らせたくてサドッ気全開女になったらどうしよう。困る。それは困る。

 

だから、娘にキツめに言う。そんなひどい事しちゃダメだよ!嫌われちゃうよ!現にピエ蔵1番リーちゃんを怖がってるよ!

 

というも、娘はどこ吹く風だ。えー、私ピエ蔵に嫌われてもいいよ〜無理やり撫で回すから〜

 

ゾッ!こやつはかなり手強い。大きくなって好きな人ができたら振られても振られてもめげずに好きでいるんじゃないだろうか?相手の気持ちお構い無しに。こうなるとサドかマゾかわからなくるな!

 

って、まんま自分そのものやんけ。遺伝子の恐ろしさを感じる…