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稲荷ん。

うちの会社にしては珍しく9月に続いての三連休。そして2日目。昨日は実家にいたし、明日は用事がある。今日しか子供達を何処かに連れて行ってあげる日はない。…のに、目が覚めたら11時近いではないか。

 

いけない。曇天だと目が醒めなくて困る、と寝すぎをお天道様のせいにしてから、光の速さで家事をこなす。

 

じゃあ、12時に出かけるよ。と子供達に宣言するも長男は、僕は行かない。とテコでも動かない勢い。今からでは帰ってくるの夜になるから、付いておいで!と叱ろうが脅そうが頑として行かない、の1点張り。

 

うう。寂しいかぎりだのお。もう親と出かけるのが嫌な歳になったのね。

 

という事で双子と私の3人だけで目的地に向かう事にした。

 

目的地はお稲荷ん。赤い鳥居がズラズラしているあそこだ。外国人に大人気!ってな感じだが、いかにも外国人が思い浮かべそうなステレオタイプのわかりやすい観光地という事だな。

 

わかりやすいの大好き。バカだから。わかりにくいのも大好き。わからなさに痺れるから。

 

行きの高速道路はスススノスイに空いている。そりゃ、そうだろう。天上界からかの地まではフツー観光となったら朝早く出て1日かけて何ヶ所か廻る勢いで行くものだ。

 

お天道様が上りきったこの時間に行く人もそうはいまい。だが、私は無計画人間だ。行くとなったら夜中に目を覚まして下界にも下るだろうし、行かないとなったら1日だってグースー寝てられる。わかりやすくてよい。オンとオフがマジでスイッチで出来ているのだろう。

 

目的地に付くと、お山の上に鳥居が見える。うむ。あそこまで行くぞ!意気揚々と稲荷んに向かう。

 

稲荷んは当たり前だけど色んな稲荷んが色んな物を咥えている。巻物とか稲穂とか。そしてとても迫力がある。今年は何年かぶりに野生のキツネを見たし、そもそもここに来ようと思ったのは幼なじみが稲荷んに行って来た、と聞いていてもたってもいられないほど行きたくなった事もあるしで、キツネさんに呼ばれていたのかもしれない。

 

赤い鳥居をくぐりまくって頂上を目指すのだが、これが甘かった。出て来る前にパンを少し齧っただけ。日はもう傾くじかん。子供も私もお腹ペコペコ。ああ、やはり長男を連れて来るべきだったか。長男を連れて来ていたら激しいもう帰ろう攻撃に耐えかねきっとお山の7割方登ることなく諦めてサッサっと帰路に向かいご飯にありついていただろう。

 

しかし双子はわりと大人しく付いてきてくれるのだ。だから7割登ってしまって、悔しくもお腹が空きすぎてもうあと3割など登れない!という心情になるまで付き合ってくれたのだ。

 

引き返えそうか?と娘に聞くと、だったらもっと早く引き返えせばよかったね。ともっともな言葉を静かにかけて頂く。苦笑して下り始めると上りの何だか暗そうな兄ちゃんの前を塞いでしまう形になってしまい、思いっきり舌打ちされる。

 

こんな事で舌打ちするから人間的にも男的にもモテないんだよ!と悪態をつきそうになる自分を抑えて稲荷んに願っておく。あの根暗舌打ち男がちょっと小石踏んで転ぶくらいのイタズラしといてくーらさい。こんな事をお願いするくらいだから、器の小ささで言ったら根暗舌打ち男と私はどっこいどっこい、よっこいしょ、だな。

 

帰りは少し混んだが気持ちよく高速道路を飛ばし楽しく歌って帰る。

 

やはり遠出は楽しい。

 

無謀な母親に文句も(あまり)言わず付いてきてくれた双子に感謝感激アメアラレ。少しお高いソフトクリームで満足してくれる内はまだ連れ回せるな。しめしめしだ。

 

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