夢を見る

カッチョ様が残業中、〇〇さん、仕事の量的にどんな感じ?と聞くので、素直に、今は海向こうのゴタゴタの影響で少し私もゴタゴタしていますが、普段はさほど負担を感じる程ではないです。と応える。

 

そうか。とカッチョ様腕を組み、少しやってもらおうと思う仕事もあるのでまた考えておきます。と去っていく。

 

げげ。何がげげって、仕事が増えるからイヤなげげ、ではなくどうしてその話を他のパート女人さん達がいる前で話すのでありまそか?またツンされるでないですか。ただでさえやりにくいのに。

 

カッチョ様は酔っ払うと、〇〇さん正社員になりたいですか?なりたいなら考えておきます、と皆の前で言うのだ。空気読んでください…。なれもしない正社員の夢を見させられる私の身も考えて、それから他のパートさんの前で気まずい気持ちも察して下さい。

 

どうしてカッチョ様といい男は思わせぶりなんだろう。その言葉に期待していつまでも待ってしまうではないですか。って、男に騙された事もないのに男に騙され妄想で思う。けっ。そっちがその気なら本気で期待して待ってやる。正社員になりたいかー?!なりたいぞーー!!

 

隣のデスクのボピーがカサカサお菓子を貪り食べているのを横目で見て、バナナくんのスマホの待受が彼女である事に照れる。いや、私が照れてどうするよ。いやさ、齢ピー歳になると20代の若者が真っ直ぐに恋愛している所は何か気恥しい。恋しちゃってるなー。

 

久しぶりに江戸っ子ちゃんの置いていったフアィルを見る。彼女は難しい仕事をしていたから私にはチンプンカンプンだ。けれども、その当時彼女の上司だった人の字で、江戸っ子さん、お休みは諦めて下さい、という書き込みと一緒に仕事の依頼をされているメモをみつける。

 

ぷっ。笑える。江戸っ子ちゃんこの事で有給とれなくてブーブー文句行ってたなあ。懐かしいなあ。

 

私はここで、男(カッチョ様ともいう)の言葉に期待して正社員になれる日をいつまでも待つしかないのかな。例えその日が永遠に来なくても。夢を見させてもらえるだけでいい。夢を見れないよりはずっといいのかもしれないなあ…

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