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恋路が浜

北に上り山深きダムに行くか、南に下り美しい海を見に行くか悩んだ末、今日の気分は海気分、という事で無計画に海へ向かう。

 

とりあえず無駄にイケメンな隣の課の主任ムダイケさんが伊良湖でサーフィンをよくしにいくそうで、海いいですよ、と言っていたから、伊良湖へいこう、そうしよう。

 

わたくしの車に搭載されているナビ情報は5年前から更新されていないので、スマホの情報と照らし合わせながら目的地へ向かったが、やはり少し遠回りしてしまったようだ。まあ、よい。旅の醍醐味は予定通りにいかない、という所だ。予定通りに行かないとイライラしてしまう人とはわたくしはおそらく一緒に旅は行けまい。

 

行きは久しぶりにお休みがあったダンナ・ハーンに運転してもらい、母親としては失格な下らない歌を子供達に歌って聞かせる。子供達はきゃはきゃは笑っている。この歌は私もお父上から歌ってもらって覚えたのだが、父上、いかんぜよ。こんな下品な歌を娘に歌って聞かせては。

 

だから娘は大きくなって母になって子供達に歌って聞かせてしまったぜよ。下品な歌を。

月夜の晩に火事があって〜♪(以下自粛)

汽車の窓から〜♪(以下自粛)

 

海に付くと、やはり普段山に閉じ込められているのでこの何とも言えない開放感に気持ち良くなる。

 

恋路が浜という浜らしい。この砂浜は。デジャヴだろうか、初めてきたのに何か見た事あるような懐かしい景色だ。

 

子供達と一緒に砂浜で貝を拾ったり、波と勝負したりする。しかし波に子供がさらわれないように見張る為に寄せる波引く波と波を監視していたら、何だか目が回って酔ってしまった。オエ。

 

岩の上で少し休む。その後は灯台を見たりムダイケ主任が言っていた岩ガキを焼いてもらって食べたりする。美味しい。

 

海を堪能した後は今度は帰りは私が運転していく。その時にふと、フェリーの出航する港が近くにあって、そこからすぐに伊勢へ渡れそうだと気が付く。

 

運転しながら、へー、フェリーか。伊勢。恋路が浜。フェリー…と考えていて急に雷に打たれたように思い出す。

 

あー!!デジャヴも何も私、この砂浜来た事あるよ!小学校の修学旅行で!皆と貝拾ったよ!波と追いかけっこしたがな!懐かしい〜!!

 

と思い出したら懐かし過ぎて涙が出てきた。楽しかったな〜。あ〜、良かった、思い出せて。あんな楽しかった事忘れたらいけません。

 

帰りは大好きな高速道路で少し気持ちよく飛ばしただけでハーンからお叱りを受ける。ちっ。仕方あるまい、大人しく運転して行こう。

 

ああ、海の上でも空でも宇宙でもいいから何もかも吹っ飛ぶくらいのスピードで真っ直ぐ気持ちよくどこまでも走ってみたいなあ。

 

気持ちいいだろうなあ。あと〜銀河鉄道の夜みたいに宇宙旅するのも気持ちいいだろうなあ、と夜の闇の中電車が走っているのを見てそう思う。

 

妄想がたぎって、懐かしさで涙だしながらも旅気分になって鼻歌が。汽車の窓から〜♪(やっぱり以下自粛)

 

今日は楽しかったばい。

 

 

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