春雨サラダ

1日中グータラした後に夕ご飯だけはマシな物を作らなければとご飯を作り始める。春雨もあるしハムもキュウリもあるし今日はそこそこ暑かったので春雨サラダを久しぶりに作る事にする。

水に6分から8分ひたして、その間に別のしたごしらへする。料理は苦手だか一応1通りのものは雑に作ることができる。強調するが雑に、だ。

春雨を水から出してキュウリとハムを投入して味付けをしてまぜまぜ…していて違和感を感じる。

春雨ってこんなにツンツンしてたかなあ。いつももっとグッタリして味が絡みやすいような格好をしているのに、今日の春雨は背筋をピンと伸ばして礼儀正しい。礼儀正しいけど、まったく人の意見を受け付けない堅物のように、絡ませる味付けのタレをガンとして受け付けてくれない。

1口味見してみる。うむ。味付けはバッチリだ。しかし…なんだこの輪ゴムを食べている感は。私は春雨と間違えて輪ゴムを投入したのか?

戻し時間もちゃんと合っている。しかしじっくりよく見ると熱湯で、と書いてある。あ、まずった。わし、水でやっちゃった。

という事ですでにきゅうりとハムと絡みまくっている春雨を選別する作業に入る事になった。

選別作業をしていると段々集中力が増してくる。最初はイヤイヤで、もう捨ててやろうかと思っていたのだか、もう絶対に1本も残らず選別してやるという意地が出る。

そうして色々と思考が別の方向へ流れていく。何か不思議な気持ちだ。もしかして今この壮大な宇宙の中で春雨サラダから春雨だけを選別する作業に従事しているのは私だけなのかもしれない。何という奇跡のような体験だ。

日常は奇跡の積み重ねで出来ているのかもしれない。人生の一瞬一瞬を大切に悔いのないように大事に生きていかねばな。

春雨はその後熱湯でしっかり戻して再投入。美味しく頂いた。お腹も心もいっぱいにしてくれた春雨サラダに感謝感激雨アラレ。


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