思い出

最近は日記を書き始めると愚痴っぽくてイライラしてポイッ!としているので、趣向を替えて1日の出来事がつまらない時は自分の最近感じた事や、過去にあった出来事でも書こう、と決めた。

で、過去にあった話で万人に話せば万人すべてが笑ってくれるだろうというかなり面白い話が私に体験談としてあるのだが、この話は家族にしか話せない。

未だに何かの機会に妹と思い出して話してお腹を抱えて笑うのだが、家族意外には絶対に漏らすことの出来ない秘匿事項だ。何というかこの話をおおやけにしてしまったら私は無人島で余生を暮らさなければいけなくなる。
残りの人生カモメと暮らすのは嫌だ。

しかしこの話なら良いだろう。カモメと暮らさなくても良い程度のアホな話し。いつも私が妹に頭が上がらない話し。

まだ私が独身で実家に住んでいた頃、私と妹の共通の趣味は漫画であったので、よく2人で本屋になど行っていた。

その日の晩も妹が車で40分程の本屋に(田舎だから車で40分は都会の徒歩10分の感覚だ)行くというではないか。私も行く!と妹の車に乗ろうとする。

すると妹が、お姉ちゃんさっきお腹痛いって言ってなかった?と聞いてくる。

そう、私はお腹が弱い人間だ。何かの拍子にお腹が壊れる。しかしその日のその時はもうお腹は痛くなくなっていた。

大丈夫、もう、治ったよ。と言って、本当?治ってなかったら承知しないよ、という妹の言葉を無視して助手席に乗り込む。

大口はたいて車に乗り込んで僅か3分。車の振動がわたくしのお腹を程よく刺激してくれたのか、お腹が痛くなる。

妹に、ごめん、やっぱりお腹痛い。コンビニよって?と言ってすごく睨まれる。コンビニまでまだ10分はある。必死に痛みに耐える。妹の怒りが怖いので。

コンビニに寄ってトイレに行くが、振動がなくなったせいか痛くなくなる。妹にもう大丈夫みたい、と言って乗って再出発…した僅か1分後、車の振動が(以下同文)。

ごめん、またコンビニ寄って?とすぐつぎのコンビニにまたまた寄ってもらう。それでトイレに行くが、振動がなくなったせいか(以下同文)。

それからもう大丈夫みたいと再出発。した僅か2分後(以下同文)。

しかし、しかし、妹はもう激怒している。言えない。またお腹が痛くなっとは、また次のコンビニ寄ってくれとは…

だが、まずい事にこのお腹の痛さは腸が本気出してきたモードだ。今までのは本気だしてくれていなかったが、今回のビッグウェーブはマジだ。本気出してきた腸を相手に妹のゴキゲンなんて気にしていられるかい!

という事で、ごめん…またお腹いだい…次のコンビニ寄って?と懇願する。

しかし怒り心頭の妹、だからついて来るなって言ったじゃん!もうコンビニ寄らないからね!本屋まで我慢しなよ!

と非情なお言葉。という事で本屋につくまでの15分、大きな波に飲まれそうに何度もなるが、ここで飲まれたら妹の車で大惨事なんて事になる。そうしたら、もう妹に人間として扱ってもらえない。コヤツは意外に根に持つやつだからの。

地獄の15分。暴れ馬を何とか騙し騙し、本屋に到着。しかし若かりし乙女。車からすぐトイレに駆け込むなど、乙女的に許されない。

精一杯平常心を保ち、あ、何かトイレでも行っておこうかなあ〜という気軽な感じを誰に対する演技なのか演じる。本当はそんな余裕などありはしない。もしトイレの中に誰か先客があったらドアを蹴破ってでも交替してもらわなければならない非常事態。

天の助けかトイレにお客はいなかった。

しかしその後も何度も何度トイレにお客として招かれざるをおえなかったので、結局本屋で本の1冊も手にする事が出来ないまま帰路へ。

妹に激怒されながら本屋までのコンビニめぐりをしただけの夜になった。という事でいつも真っ当な助言をくれる妹を無視して妹を怒らせて痛い目に会うという負のスパイラルを今でも続けている。

そういう事で妹に頭は上がらないしお腹は下るし、というだけのアホな話しだ。

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