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傘の後ろ姿

今日は東大さんの出勤最終日である。イクメンさんには挨拶出来なかったので、ちゃんと東大さんには挨拶をしよう。しかし昼からは有給消化のようだ。お昼に忘れずに挨拶をしよう。

と、思っていたらすっかり忘れてしまっていた!ご飯を食べて戻ってくるとまだいる。ほっ。しかしツカツカとカバンを持ってどこかへ去っていく。?あれ?もしかして?もう帰るつもりなのかもしれない!

慌てて追いかけるが、すでに傘を差して門を出て行ってしまった。

え?マジですか?何の挨拶もなかったし、こっちもしなかった。あまりにあっけない。黒い傘がドンドン遠ざかって行く。○○さーん!と叫んで止めたいくらいだが、おそらく大袈裟なのはイヤなのだろう。静かに去っていく。

その後ろ姿を見ていたら何だか泣けて来た。たった2年ちょいだったけど、一生もう会うこともないのかもしれない。

やべ、また、別の事を思い出して泣けてきた。

看護助手だった時の思い出がフラッシュバックして泣ける。患者さんがエレベーターに乗る私を見つけておーい!と車椅子から手を振ってくれた。もう体力も落ちてしまって、手を上げるのも辛いハズだったのに、最期に手を大きく振ってくれたなあー、満面の笑みで。

死を目前にした人にあんなに満面の笑みを向けられたら、こっちも泣くより笑うしかないよなー。あの後すぐに亡くなったから、私も笑顔で手を振り返してお別れ出来た事は本当に良かった。あれこそ今生のお別れというヤツだな。

生きていればまた何処かで会うこともあるでしょう。

本当にお元気で。東大さん。
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