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遊び心

月曜日10時までに用意をしなければならない荷物がまだ揃っていない、だから書類も作成出来ない、のに、昼から参観日である。

参観して戻って来る、それで残業、になるくらいなら月曜日朝アタフタした方がいいという結論に達する。

という事でギリギリまで粘りあとは投げて帰る事に決定する。

常に今の自分が大切なので未来の自分の苦労など知ったこっちゃない。常日頃子供に今勉強しておかなければ、未来にきっと後悔するよ!と捨てゼリフを吐いている自分の行いには目をつむろう。

しかしな、下の息子の社会のテスト20点という点数を見せられて冷静でいられる親がいるだろか。捨てゼリフの一つや二つ許して頂きたい。

本人は怒り気味にこんなの僕すぐに忘れてしまうに決まってるのに、何でこんな問題出すんだ、とか、問題なんか読んでない、答えはテキトーに書いている、とか、聞かされると涙が出る。

いや、実にもっとだ。興味の無い事など忘れてしまうに決まっている。興味の無いことの問題なんか読んでいられない。

しかしな、娘は同じテスト満点ぞ。娘だって興味の無さでいったら社会科は一緒ぞ。もう少し自分に素直じゃなく生きてくれ、息子よ。興味の無い事もシブシブやってくれ。

お昼ご飯の時にお弁当仲間で話していると、うちの部から白塗りの白すぎる城の地へ行ってしまう人がいると言うではないか。知らなかった…。

一体誰だろう。まさかパスタくんではなかろうな。東へ江戸っ子ちゃんが去ったばかりに西へパスタくんが行くことになったらどないしよう。寂しい。くっ。妄想でもう泣けそう。これは後で聞いてみよう。

参観に行くとやはり裏切らず遅刻不良母は私だけのよう。息子にかーちゃん遅い!と叱られる。不良母らしく息子の耳元で、ねえねえ、好きな子の名前何だったかな?教えて?と囁き、ぶっ飛ばされる。ちっ。参観日などそれだけが楽しみで来ているのに。

黒板には親子でふきんを作ろう!とデカデカと書いてある。あーあ、縫い物チョー苦手。
それに、みんな用意がいいなあ。刺繍糸なんて持ってきて縫ってるよ。

しかし息子のあまりの下手さにもどかしくなり少々手助けする。また不良母らしく、出来上がらなかったらばーちゃんにやってもらおうね、と囁いておく。

帰り際に小学生ダンスぃー達が黒板に群がりぎゃはは!と笑っている。

黒板を見ると、親子でふきんを作ろう!がいつの間にか、親子で きん玉を作ろう!に変換されている。

うーん。ダンスぃー達のこの下らない事への頭の回転の良さとか、その頭の回転の良さの無駄使いぷりっとか、私はわりと好きだ。

人生は遊び心無くして生きて行くのはつまらぬ。

是非とも大人になっても下らない遊び心で良いからずっと持ち続けていって欲しいものだなーと黒板の前で馬鹿笑いするダンスぃー達を眺めて思う。

まったく馬鹿で可愛いなあ。本当に。
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