馬とメーヴェとそれから私(金子みすず風)

朝ご飯を食べながら新聞を読んでいるとある記事が目にとまる。男性管理職のお方が派遣の女子相手にセクハラ発言を繰り返して出勤停止になった云々、判決云々、と書いてある。

朝から嫌な汗をかく。わたくし、わたくし、セクハラ発言繰り返してないだろか?参考までにその男性の言ったセクハラ発言を見てみる。

ふ、ふむ。なかなかにどぎつい事をのたまっておられるが、一昔前のオヤジはみな呼吸するより自然にこないな事ゆうておったが、そうか、今は立派な犯罪なのであるな。

ああ、冷や汗がでる。私もおそらくエラ呼吸するよりも自然にセクハラ発言している、きっと。いや、しかしエラ呼吸は自然には出来ない。そもそもそんな事はどうでもいい。私もエラが欲しい。だからそれはどうでもいい。

ああ、妄想筋力がボディビルダー並についているので、脳内に二人の自分がせめぎ合ってなかなか話が進まない。セクハラが気になる私とエラが気になる私と。

こうなったら、セクハラもエラもどうでもいい。

今日は会社で競輪選手並に自転車をこぎまくった。工場は北から南に向かって縦長に配置されている。微妙に緩やかな坂となって。風のない日はいいが今日のように北風が吹きつけると童話の中の旅人のように縮こまりゼイゼイ息を切らして自転車をこがなければいけない。

ああ、優しい太陽が照ってくれるなら、ドカジャンの1枚脱いであげるのに…。今日は北風だけが私に向かってピューピュー息を吹きかける。よかった。北風の息が臭くなくて。

そしてこんな日に限って、前線(工場)に出向く緊急事態が何度も発生、城(事務所)から前線に早馬を走らせる。御屋形様!!お待ちください!今、馳せ参じます!という事でサドルが今にも外れそうなガタのきた馬にまたがり、何度も前線と城を行き来する。

早馬を走らせていると遠くでケーンとキジが鳴いている。あの声を聞くとすぐに桃太郎を連想してしまう。実家の裏山によく出没する猿の鳴き声を聞いても、実家の飼い犬の鳴き声を聞いても、桃太郎を連想する事などない。

しかし何故かキジの鳴き声を聞くとすぐに桃太郎!と思ってしまう。なんという存在感。キジこそ桃太郎の中の真の主人公なのか?

早馬ごっこがやっと終わったとおもっていたら、今度は大型トラックを工場へ案内する為、また自転車にまたがるハメに。

今度はナウシカごっこにしてやる。メーヴェ(自転車)に乗り王蟲(トラック)を森(工場)へ返す。

なんて、立派な王蟲。森へお帰り。ね?怖くない。(こんな妄想してる自分がコワイ)

メーヴェが空を飛ばずに何故か足でこがなければいけなかったので、城に帰る頃には足腰ガタガタ、息も絶えだえ。

姫様、無茶だ。と、止めてくれる城オジたちもおらぬし、心配して声をかけてくれる村人達もおらぬので、仕方なく仕事に戻る。

今日1日一体何をしていたのだろう。早馬にまたがったりメーヴェをこいでる暇じゃないくらい仕事がたまってるうう。

やめた、やめた。今日はもうやーめた。

そう言う事でお家に帰り、疲れた時にはカロリー気にせず食べたいモノを食べるぞ、とマヨネーズたっぷりのサラスパを作って食べる。

うまかー。明日はお休みである。

このままカロリー無視を続行させて、さてさてお菓子食べて夜更かしするばい!