風船

目覚めてカーテンを開けると真っ青な空だ。気持ちがいい。さっさっと掃除を済ませると、昨晩の漫画棚整理で出た不要な漫画を売りに古本屋へ。

結構良い値段がついて1600円。満足満足。息子が安すぎ!!と店員さんの目の前でのたまう。口を塞ぎたい。確か昨日刺身を買ってくれとワガママを申したので、ダメ、1000円もする、と私が言った時も安い!!と叫んでいた。それなのに500円のおもちゃを自分のお金で買いなさい、と言った時は、え~高すぎ!と言っているからどうやらちゃんと自己中心的な金銭感覚は立派に身につけている。

帰りに川沿いの堤防を通る。今日は本当に空気が清浄で冷たく晴れているので、おそらく見えるだろうと思って子供に声をかけておく。期待通りに遠くに美しく雄大な冬山が見える。青い空に透けるように白く青っぽく浮かんでいるようだ。ふと、真昼の月もそうだよな…と感じる。青いそらに透けて浮かぶ白い月はなんだか見ていて寂しい。

寂しいと言えば昔風船を手放してしまい、青い空に溶けていく風船をずっと見ていた時も子供心に本当に寂しく感じた。自分の側にさっきまであったものが、今はもう手の届かない所へ、そして2度と戻らないという寂しさ。

でも大人になると気が付く。人生とは常に風船を手放して行くようなモノだと。時間はあっという間に風船に姿を変えてフワフワ飛んでいってしまう。

こんなクサイ事を書くのもやはり下の息子がトイレのドアを開けたまま超ド級のクサイ、ウ◯コをして、部屋中に鼻が腐って落ちそうな悪臭が漂っているからだろうか。まあ、実家の人々に夢見る夢子だ、メルヘンぽいと言われているのだから、息子のウ◯コのせいにしてはいけないな…。

さあ、明日は仕事だ。それもとっても気の重い仕事が待っている。さっさと手放してフワフワ飛んで行ってくれるとありがたいのだか、そういうどうでもいい風船ほどヘリウムが入ってなくて足下でいつまでもコロコロしてるのだよな…

広告を非表示にする