タコ様

冷蔵庫を開けると賞味期限が間近のシラスのパックが目についた。朝ごはんにしようとべりベリとラップをはがす。こんもりとなったシラスの山を見るとワクワクしてくる。シラスは好きだが私を喜ばせるのはシラス達ではなくその中に紛れて入っている、いわばレアキャラ(タコ様イカ様エビ様)達だ。

子供の時からシラスの中のレアキャラに出会えるのは私の無上の喜びだった。大人になった今もそれは変わらない。以前本屋で夏休みの自由研究にシラスの中から出てくる海の生物を調べるという本を見かけた事がある。という事は私のようにシラスのレアキャラ探しにワクワクする大人もいるという事だ。少なくともその本を書いた人は仲間としてカウント出来る。

今回はめでたい新年にふさわしく、レアキャラの中で一番の見応えのあるタコ様が5匹も出た!これは今年いい一年になるかもしれない。

しかしタコといえば昔、タコの刺身を自分で切って食べていたところ、あまりの美味しさに切るもどかしさを感じて吸盤のついたタコ足にかぶりついた事がある。

結果は予想以上の固さに噛みちぎる事が出来ずしこたま苦しむ羽目になった。やはり何事もほどほどの量というものがあると言うことだ。美味しくてもタコ足にかぶりついてはいけない事を学んだ貴重な体験だ。

それにしても今回見つかったこの小さなタコさん達はアホな人間にかぶりつかれるほどの大きさにもなれずにその天命を終えたという事だ。
そう思うと人生またはタコ生の儚さを思う。

やはりアホな人間一人でもこの子達を見つけてラリホーと喜んでみてもいいような気がする。

やはり今年はいい年になりそうだ。

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