陽気な音楽カモン

残業中珍しくカッチョ様がホンワカ係長とカイコくんに激おこプンプン丸だ。静か過ぎるフロアで気まずい雰囲気の中パソコンカタカタしている。こういう時陽気な音楽でも流れてくれたらお怒りも静まるし、(逆に火に油かも知れぬが)、緊張してパソコンを真っ直ぐ不自然に眺めながらお仕事しなくてもよいものを。カモン!今すぐ陽気な音楽鳴ってくれ!そうでないとマジ緊張して生ツバ飲み込む音さえ聞こえそう。

 

それでまあ、カッチョ様のお怒りももっともだしカッカリチョとカイコくんの言い分ももっともなのだが、これからどうする?!と聞かれてカッカリチョをフォローするように対策を淀みなくスラスラ話すカイコくんには感心した。この子は成長の余地がたっぷりあるな。頭の回転も機転も早い。我が課のホープであるな、と契約社員の分際で偉そうに分析する私。

 

それで会社の事を妹と話していたら妹の会社には通称焼け野原と呼ばれる課長がいて、部下を4人鬱病にさせて、課を何も無くなった焼け野原状態にするのでそのあだ名が付いたというパワハラ上司がいると言うのだ。

 

上からも厳重に注意を受けているのにまだのさばっているとは。誰か訴えればいいのにね、と話すと、鬱病になってるからそもそも訴える気力も無くなるんでしょ、という話だ。それに比べなくてもうちのカッチョ様はかなりの合理主義ではあるが課員の話には耳を傾けてくれる。今回の激おこもまあ、激おこしても仕方ない内容だ。

 

子は親を選べぬというが課員も課長を選べない。焼け野原のような課長じゃなくてよかった。まあ、私、焼け野原課長のような課長だったらボイスレコーダー持って出社してパワハラで訴えるけどな。

 

ところで明日は部の飲み会だ。いつもは出席しない人達も出席するので人数も多いし部の上の人達もたんまりいる。熾烈な席取り合戦が始まりそうだ。お偉方から離れて座るポジショニングを取らなければ心は阿鼻叫喚の地獄なのに顔は菩薩の笑顔でお偉方を相手しなけばいけないという生き地獄。

 

そういう事で明日は早く出発するぜよ、とタヌキちゃんと小顔ちゃんとカイコくんに言っておく。そんなに嫌なら出席しなけりゃいいのに今回はタヌキちゃんの教育係の私がタヌキちゃんが出席するので足になってあげなければならない。そしてなんやかんやタヌキちゃんも教育係の私とカイコくんがいないと不安そうだ。

 

しかしもつ鍋とは。タヌキちゃんただでさえ日本の食事が合わぬのに食べられるのか。もっと食べられる所にせいや!という言葉を飲み込み幹事のバナナくんにはご苦労さまーと言っておく。我も本音と建前を重んじる日本人でありますなー。

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ぐすぐす

工場で作業をしていたらゾロゾロと新人研修の人達が出てきた。その中にユカワさんがいて、〇〇さん久しぶり!と声をかけてくれた。社員に昨年なって中途研修を受けているのだ。

 

私も来年の研修受けれたらいいなあ、と言うと絶対なれるよ、待ってるから。とおっしゃってくれる。涙出そう。どうやってなったらいいか分からないのだ。人一倍頑張ってきたつもりだけど、最終的に上に気に入られるかどうかだよ、と方方から聞かされて自身を無くしている。

 

上の人にどうアピールしたらいいのか分からないのだ。蟻のような小さな仕事を象さんのように大きく見せるように話すバナナくんのように話せたらいいのだが、私は蟻のような仕事は無いものとカウントしてしまって全然アピールできない。

 

それで深海のグソクムシに会いに行ける程深く落ち込んでいる。話しかけてきたイケメンくんと一緒にボーっと座り込んで、私、正社員になれるかなあ、と聞くと、そればっかりは僕には分からないですねえ、と一緒に途方にくれている。

 

カイコくんは、とにかく勉強したいと講習受けさせてもらえばいいんですよ、と応援してくれるがあとはどこをどうしたらいいのか。とりあえず1番行きたい講習の紙を握りしめていつカッチョ様に行かせてください!と言おうか言うまいかと、まだ悩み中だ。

 

あと、名刺をもういい加減作ってもらいたい。名刺を求められて私無いんです、名刺。という虚しさを何とかしたい。

 

ぐすぐす。もうやだ。別工場の人は男2人がかりでやっている事をこの2年私は女1人でやってきた。新システムになる時には新たな発注担当として1人で奮闘してきた。だって課には1人もそれを分かる人がいないし、以前の担当の課も新システムになってからの知識はないのだ。その中でも女だからとかパートだからってそこには逃げなかったし、少しでも会社に迷惑かけないように自分なりに奮闘してきたのだ。

 

それなのに、ボPが言うように、ここのコネとか上に気に入られるかでの採用いい加減にした方がいいよ、と言われるように本当にそうみたいなのだ。

 

私、何か泣けます。きっと私のように泣ける人この会社でいるはず。長くやってるだけで正社員になれるハズはないからめちゃくちゃ仕事を受けてきたのだ。でもそんな事意味がないのか。

 

でも、やっぱり評価して欲しい。アピールするしかないと思いつつ、どうしたらいいのかわかんないや。

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あともうちょっと。

昨日は展示会にカッチョ様に連れて行ってもらった。タヌキちゃんとカイコくんも一緒だ。カイコくんのスーツ姿は初めて見るが、うむ。目の保養だ。豚色社畜服着てる時より5割増しでカッコ良く見える。

 

これが普段からスーツ姿だと飽きてしまい新鮮さもないが、毎日社畜服を着せられブーブー言いながら社畜をしているメンズがたまにスーツ姿になんぞなったりしたら、もうそれはご馳走でしかない。いただきます。

 

そういう私も今回初めてスーツ姿をお披露目したが、誰かご馳走に思ってくれる人はいないのか。まあ、いないよね。

 

そしてタヌキちゃんのスーツ姿もどえらいこと可愛い。パンツスーツ姿なのだが、襟元で真っ直ぐに切りそろえたサラサラの髪の毛がパンツスーツによく似合う。じゅる。(ヨダレ!)

 

展示会はとっても楽しかった。また行きたい。しかしカッチョ様にとうとう社内用のピッチを持たされる事となった。ずっと避けていたのに。事務所から離れている時ぐらい電話なぞ出たくない。それなのにこれからは鳴り響くピッチと共に仕事せなあかんのかい。

 

ため息が出る。と思って今日仕事していたら向かい側のカイコくんがめちゃくちゃ大きいため息をする。でかい、ため息が、とつっこむと、もう納期調整がめんどくて。と言う。

 

うむ。それはよく分かる。私もめちゃくそめんどくさい。早く入りもしないものを何度も何度も電話なりメールなりで1日も早く入れてくださいと、1票をねだるうるさい選挙の候補者みたいな事をしていると疲れてくるのだ。

 

(異動)前の課の方が楽だった?と聞いた時にそりゃそうですよ、とカイコくん断言していたから、我が課はやっぱりめんどい課なのだな。ずっとここにいるから分からない。ずっと異動したがっていたパスタくんも異動となって喜ばしかったのは最初の内だけで、今はそれなりに大変そうだが。

 

でも私は我が課はやりようによっては本当に自分の力や能力が試せる課だと思うのだが。

 

まあ、めんどいけど頑張りましょうや、とは言っておいた。若い内に最初に大変な所に身を置いておけば後にどんな所に行っても、こりゃ楽だな〜と思えるものだ。

 

私がそうであったからな。未だに若い時に勤めた7年間の業務を上回る大変さを経験した事がない。カワイイ子には旅をさせろとは言うたもので、辛くて辞めたい時に、辞めてもいいけどあとちょっと頑張ってみたら?と言うた母親に今は感謝だな。あとちょっとあとちょっととやっている内に仕事のコツが分かってきて心に余裕が生まれてきたものなあ。

 

という事でカイコくんもあともうちょっと頑張っておくんなまし。

 

 

時間の重み

子供達が西の菩薩祖父母の家へ行っているので仕事から帰っても鬼のように家事をこなさなくてもよい。ダンナ・ハーンと2人だとご飯を作る気にもなれずお弁当など買って来てゴロゴロしてしまう。子供が出来るまでは二人分だけのご飯を作っていた事が思い出せないくらい、2人だけのご飯を作るモチベーションが全く持てない。

 

これで1人になったらご飯を作るモチベーションどころか食べるモチベーションも私は下がってしまい、1日1食豆腐の味噌汁とご飯だけで事足りてしまうだろう。

 

でも子供達が行っている間にあれもこれもしよう!と思っていたのに溜まった仕事のために残業を心置き無くしてこれるだけで家に帰ったら寝てしまう。有り余る程の1人だけの時間が欲しい。

 

カイコくんに、いいね、独身貴族様は。有り余る自分だけの時間があって。あ、でも自分の時間が有り余って持て余し過ぎて、自分の時間の重みに耐えられなくなってるんでしょ?だからジムなんぞ行っちゃって、(σ´³`)σヒュ〜♪なんていじってあげるも、まあ、本当にそうですよね、とイジリ甲斐がない。

 

私もいつか自分だけの時間が有り余りすぎてその重みに耐えられなくなる時が来るのだろうか。人間誰しも明日を100%約束された人などいないのに、何故に人は未来に不安を抱く生き物なのだろう。

 

でも1人の時間を楽しめない人は大変だろうな。私は1人で何処へでも行ける。カイコくんにも、1人で何処へでも行けないと!1人になった時に引きこもるしかないよ!と今断然1人の人にする話ではない的ハズレなアドバイスをしておいたが、カイコくん素直だからこの前1人で伏見稲荷行って山登って来たんだとさ。

 

うむ。よろしい。でも、カイコくんには是非にそこへ一緒に行ける人を見つけて欲しいものだ。

 

1人でも楽しめるのならそれでいい。それでいいけど2人でも楽しめるのなら2人の方がいい。何故なら人は努力しなくても1人にはいつかなってしまう。だから少しは努力して1人ではない時間を作るのだ。あると約束されていないのにあると誰もが思い込んでいる膨大な時間の重さに耐えられるように。誰かとその重みを分ける事で潰されないようにみんな頑張っているんだなあ。

 

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おそろしや

ものごつい恐ろしい事に、請負や派遣やパートから今まで正社員になったオナゴは専門性がない限り、どうせ上に色目を使ったんでしょ、と思われている事がほうぼうから感じられる。

 

私は全く上に取り入るような事はできていないので、もし本当にウワサ通りに色目を使ってしかオナゴが正社員になれないのなら、全くアウツ!である。そして、大概そういうのは他のパートさんの妬みや嫉みが入っているので真実ではないにしろ、明らかに上の人に気に入られてるからと実力とは関係なく正社員になったオナゴも入っているから余計に質の悪いウワサが流れるのだ。

 

私は、もし正社員になった時に〇〇さんなら社員になってもおかしくないよね、という程度には専門性とそれなりの仕事量をこなしてきた。でもそれを見ていてくれる人は少ない。え?で?これから?どうすれば正社員になれるんですかい?やっぱり色目?なんて自信を無くしたりしている。

 

あまりに落ち込んで、仕事の依頼に来た優秀くんに、優秀くん、早く権力を持ってくれ。それでオイラを早く正社員にしてくれ。と言うと、そりゃ無理だわ。俺、上にいきたくないし。と非情なお言葉。しかし好むと好まざるとに限らず彼は優秀なので出世組である。ぶっちゃけ彼の出世を待つより早く正社員になりたいが。

 

ねえ?優秀くん。私専門性も高めて来たし、もうなるんじゃない?もうそろそろじゃない?という周囲が感じるくらいはフラグがたってると思うだよね。自分でもフラグビンビンに立ててるつもり…なんだけどね、予想に反してそのフラグがボッキリ折れるようなことになったらどうしよう。拾ってください、優秀くん。わんわん。と犬の真似をしておく。これが私の使える色目最大限である。

 

その色目最大限も、はいはい、1人で喋ってな、荷物ここに置いておくよ、とツレナイお返事。おい、ちょと待てこら。と引き止めてどうしたらなれるんじゃい、と相談を持ちかけると、まあ、タイミングと上に気に入られるかだよね、とウワサとあまり違わないお答え。   

 

な、なーんだ… そっかあ… 正社員になるには実力と実績がいると思い、実力はなくとも一生懸命実績を積んで来た私はただのアホ?

 

正直者はバカをみるとはよく言うたもんだ。バカな正直者がバカを見た。まあ、私バカではあるが正直者ではないけどね。ひねくれてる。けっ!私の実績を見てくれて正社員にしてくれるというならなってやってもいいが、それ以外の理由で正社員にしてあげると言ったって絶対なるもんかい!まあ、泣いて頼まれたらなってあげてもいいけど。誰か泣いて頼んでこないかぬー???

 

 

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女はつらいよ

子供達が春休みなので日中子供を見てもらう為に実家に預ける事になった。ついでに1人増えてもそう変わらないから、私も実家に預かってもらって上膳据膳いたれり〜つくせり〜の生活を享受する事にした。

 

仕事から帰ってきてご飯を食べてコタツの部屋に。いつもの通りにお父上が洋画を見ている。映画好きの父上は何でもござれと節操なく映画を見るので、私も子供の頃からかなり映画を見る事になった。

 

私の映画の好みがおよそ女人よりでないのも父上の影響かもしれない。今夜の映画の題名は父上曰く、知らん、とな。まあ、分かるけど。私も映画の名前などほとんど覚えておれない。見始めてすぐに父上お決まりの、お、この俳優誰だっかな、何かの映画で見たぞ、とやんややんやずっと言ってる。

 

妹にビシッと、いいから。そう言っても絶対思い出せないのは分かってるから諦めて?と突っ込まれている。

 

私も日本の 芸能人に疎いのでTVを妹と見ていて、これ誰あれ誰、と聞きまくるので最終的に妹に、興味が無さすぎると言っても知らなさすぎる。一体どういう生活してきたらこんな無知な人間になれるんだ、とブチ切れられる。

 

映画はアメリカの西部時代?の話だろうか。夫に死なれて奥さんが子供達を育てるために綿の栽培なぞして奮闘している話だ。借金持ちの未亡人、いいように利用されて盲目の下宿人を押し付けられたり、銀食器を盗んだ黒人と一緒に綿の栽培をしていく事になったりとなんやかんや人が集まってくる。

 

で、そのメインの話とは別にその姉妹や周囲の人間模様の話が入ったりしている。しかしこの時代夫が死んでも保険金などなかったろーし、女がそれなりに稼いで働ける場所などなかったろう。女の人は大変だったろーなあ。しみじみ。私だったら場末の売れない売春婦にとうに堕ちてるね、と妹に言うと、まあ、貧乳だから売れないのは確実だね、と言って下さる。

 

それか油ギトギトの金持ちに妾として買ってもらうしかないよね、と父上に言うと、(痩せているので)目方(重さ)でも売れんわ。と、言って下さる。

 

うむ。うちの家族のこの厳しい忌憚のない意見に慣らされて育って来たので私は誰に何を言われても愛情表現の一つくらいにしか受け取れないのだ。

 

父上が、いいか、真面目に働け、とのたまうがこの時代だったら真面目に働く所もないのだよ。そうね、私だったら男に化けて炭鉱にでも出稼ぎに行って、空から降ってくる女の子を、親方〜空から女の子がプシュ〜!!って蒸気音にかき消されてみたいもんだね。

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逮捕します

かーちゃん、この前いーくんが卒業式の練習終わってみんながやっと終わったーってホンワカしてる時に急に下ネタを大きい声で言ったんだ。そしたら空気がシーン…として、だから僕慌てて、いーくん、みんなの空気を凍らせた罪で逮捕します、って言ったらみんな笑ってその場を何とか凌げたんだ。という。

 

それはいい事したね、と褒めておく。私は人が恥ずかしい目にあったりバカにされているシーンを見ると誰でもそうだと思うが心が締め付けられる。そういう時にスマートに話を逸らしたり助け船を出してあげる人は本当に出来た人だな〜と感心するし、どんなに仕事のできる人間でも人前で誰かを頭ごなしに叱りつけている人を見ると人格を疑う。

 

その点で言ったらうちの息子はものすごく周囲の人の心理を読んでいる。嘘くさい善行は大嫌いだし、人の行動の矛盾点やその行動の元となる人の心理の本質を敏感に感じとったりする。

 

話題のいーくんは空気がよめなくてクラスから浮いている。みんなの空気にのって寒いジョークを言ったいーくんを無視しても良かったものを、いーくんを傷つけず、なおさら自分も浮いてしまわないように咄嗟にその場を和ませるセリフを言った機転の良さ?的な能力はなかなかのものだ。

 

誰しも苦手な人やどうにも空気がよめなくて距離を置きたい人はいるけど、うちの息子でさえその対象の相手の自尊心を傷付けないよう無意識に行動できているのに、それができない大人は多いよな…と隣の課のパートさんが忌み嫌っている男性の派遣社員をキーキー罵倒しているのを見てしみじみ思う。

 

いやさ、嫌いなのは分かる。うん。私だってその男性派遣社員を好きかと聞かれたらうーむ?とクエスチョンマークがつく。でもさ、同じ人間なのにそんなに毛虫のように扱うのってどーなのよ?少なくともその派遣社員はさ、あなたのように人にたいして差別的な態度はとってないわけよ。

 

人は誰しも差別する生き物だからこそ、そうしないように行動する事を自らに課さないといけないし、それができなくても少なくともそれを感じとらせないように擬態するのが最低限の大人のマナーですよ。擬態うまくできてなくてもいいんです。擬態しようとするだけでもいいんです。でもね?あなたは擬態する努力さえ放棄して、自分の気持ちの赴くまま嫌いな派遣社員に怒りをぶつけている。それも大勢の前で。それは1対1でどっかの野原で取っ組み合いするつもりでやってくれ。

 

ものすごく気分が悪くなる。もっと気分の悪くなる事に隣の課の上の面々はそれを見て見ぬふりだ。耐えられない。結局別のパートさんが割って入って止めに入っているが…

 

あれだね、うちの息子はお勉強できないけど人間として身につけないといけない他人を尊重するというルールは身につけているから、もうそれでいいや。隣の課のパートさんがキーキーしている姿を見るとしみじみそう思うばい。

 

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